高校3年生が入試の前祝いにみんなで買ったケーキを教師が破壊=「学校で食べてはいけないと決められている」―中国

Record China    2023年6月6日(火) 16時0分

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中国・河南省商丘市で、大学入試(高考)を控えた高校3年生がクラスで購入したケーキが、教師によって壊される騒動があった。資料写真。

中国・河南省商丘市で、大学入試(高考)を控えた高校3年生がクラスで購入したケーキが、教師によって壊される騒動があった。中国の映像メディア・白鹿視頻が伝えた。

今月7日から始まる高考を目前に控えた4日、高考に向けた前祝いとして生徒らがケーキを注文したが、教師によって破壊されたという。教室内で撮影された映像には、床に壊れたケーキの箱が落ちている様子や、机に突っ伏して泣いているかのような女子生徒の様子が映っている。

学校の担当者は「規定は壁に掲示してある。子どもたちが派手に騒いだり浪費したりしないように、学校でケーキを食べてはいけないことは明確に規定されている。子どもたちは学校のルールを順守しなければならない」と説明。当時の状況について「(見回り中の)教師がちょうど発見した」とし、「誰か1人をターゲットにしたものではない。他のクラスにはこうした状況は起きていない」「高考が近いので保護者と共に生徒のケアに努める」と語った。

一方で、関係者とみられる人物はSNSで「なぜか分からないが校長にケーキを壊された。クラスはたくさんあるのにうちのクラスだけだった。ほかのクラスはうちよりも早く注文していた(ので発見を免れた)。クラス全員が(校長に)抗議した。(校長は)女性担任をしかったが、彼女が自分の生徒を守るのは間違っているのか?。常に私たちの側に立ってくれる担任がいることがうれしい。クラスみんなが怒り、泣いていた」とつづっている。

この件について、中国のネットユーザーからは「教師の心理に問題がある」「だめならだめで他にやりようはあるだろう。なぜ壊すんだ」「いったん没収して後で返却しても良かったはず」「食べるのがダメなら持ち去ればいいだろう。なぜ壊すんだ!」「教師が生徒を人として扱っていないことは明らか。最低限の尊重すらない」「こんな暴力的な教師に教師の素質があるか、はなはだ疑わしい」といった声が上がった。

また、「ケーキが派手で浪費って、いつの時代だよ」「生徒が浪費しないようにって、ケーキを破壊するのは浪費ではないのか?」と指摘する声や、「もうすぐ大事な高考なんだから前祝いぐらい理解できる。この教師は何なんだ」「うちの学校でも基本的にケーキはだめ。でもこういう時だから担任は認めてくれるし、学校も黙認してくれる。こういうところに、教師が本当に生徒のことを考えているのか、それとも教科書に沿って授業して金をもらえればいいとしか思っていないのかの違いが出る」など、柔軟な対応も必要との意見も寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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