中国の大学が授業料を大幅に値上げ、地方政府の財政逼迫で―海外メディア

Record China    2023年6月8日(木) 5時0分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは6日、中国について「地方政府の財政が逼迫(ひっぱく)、大学が授業料を大幅に値上げ」とする記事を掲載した。写真は華東理工大学。

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは6日、中国について「地方政府の財政が逼迫(ひっぱく)、大学が授業料を大幅に値上げ」とする記事を掲載した。

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ロイター通信の報道として伝えたところによると、中国の大学は今年、授業料を大幅に値上げしている。国の高等教育に対する予算の削減と地方政府の財政逼迫により、20年ぶりに値上げする大学もある。

授業料の値上げは、不動産危機や経済低迷、3年間にわたる新型コロナウイルス対策を受けて地方政府の財政が逼迫している中で行われた。中国の大学はほぼすべてが公立であり、国の資金に大きく依存している。

上海市の華東理工大学は4日の声明で、理工系と体育系の新入生の授業料を54%引き上げ、年間7700元(約15万円)とした。文系の授業料も30%引き上げた。

上海電機学院でも理工系の授業料が40%値上がりし、経営学、経済学、文学を専攻する学生は前年比30%増の授業料を支払わなければならない。

上海市は4月の公聴会を経て、今秋から始まる学年度の授業料の値上げを決定した。授業料はこれまで20年余り据え置かれていた。

北京理工大学の劉進(リュウ・ジン)教授が率いる研究報告によると、高等教育の専門家が率いる研究チームは先月、留学生の授業料の大幅な値上げも求めた。同研究は、留学生の授業料を年間約2万元(約39万円)から最大11万元(約215万円)に値上げすることを提言している。(翻訳・編集/柳川)

華東理工大学

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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