韓国・BLACKPINK、マカオ公演後、中国ネットから集中砲火、嫌韓ムードが再燃?

Record Korea    2023年6月10日(土) 21時0分

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韓国の女性グループBLACKPINKがマカオ講演後、中国のネットユーザーからバッシングの集中砲火を受けている。韓国メディアは嫌韓ムードが再燃と危惧している。写真はBLACKPINKのマカオ公演。

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K-POPアーティストとして世界的な人気を誇る韓国の女性グループBLACKPINKマカオ講演後、ツイッターで投稿した一つの単語のために中国のネットユーザーたちからバッシングの集中砲火を受けている。韓国メディアは最近、韓国と中国との外交関係が悪化したことから、嫌韓ムードが再燃と危惧している。

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米誌ニューズウィークが紹介したJTBCなど複数の韓国メディアの記事によると、5月20、21日、ワールドツアー「BORN PINK」のマカオ公演を成功させたBLACKPINKは、5月29日に公式ツイッターで公演を終えた感想を伝えるツイートを投稿した。

英語で感謝の気持ちが盛り込まれたメッセージだったが、中国のネットユーザーはBLACKPINKがコンサートに参加したファンを"マカオブリンク"と表現したことなどに反発。「私たちはマカオのファンでなく中国ファンだ」「マカオではなく、中国だ」「マカオ、香港、台湾は中国に属する」などのコメントを付けた。中国政府が中国本土と香港・マカオ・台湾は不可分な一つのものだと主張する「一つの中国」政策を強調する意図のコメントだ。

中国のネットユーザーたちは、それだけにとどまらず、BLACKPINKのマカオ公演を訪れた中国の芸能人たちにも非難の洗礼を浴びせている。

BLACKPINK マカオ公演

BLACKPINKのファンであることを公言している中国トップスターのアンジェラベイビーは1月の香港公演に続き、今回のマカオ公演も訪れていたが、「中国人俳優が韓国ガールズグループのコンサートになぜいくのか」「売国奴」などの書き込みが相次いだ。BLACKPINKのコンサートを訪れた中国の芸能人たちを「ブラックリスト」と呼ぶリストに追加し、出演作品に対するボイコット運動まで予告されたという。

さらに中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報の英語版は5月31日夜、「BLACKPINKの謝罪にもネットユーザーたちの非難が収まっていない」と報道。その中では「意図的に中国人という言葉を使わなかった」として、ネットユーザーの主張をそのまま引用した。

こうした一連の動きについて、韓国メディアは、G7(先進7カ国)首脳会議、台湾問題などで韓国と中国との外交関係が悪化したことを背景に中国の嫌韓ムードが再燃してネットユーザーまでも影響を受けているのではないかと分析している。事実、新型コロナウイルスによる渡航制限が解除されたのに伴って、中国での活動を再開しようとしたK-POPアーティストたちのスケジュールが突然キャンセルされる事例が続いている。

ジョン・ヨンファ(CNBLUE)は中国のバラエティー番組へ出演するため北京まで行ったものの、出演が取り消された。女性歌手のヒョナは6月18日、中国武漢で開催される予定の音楽フェスティバルにスペシャルゲストとして出演することが予定されていたが、突然白紙化されたという。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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