中国月面探査機、異常や使用寿命を乗り越え再起動―中国メディア

Record China    2014年7月23日(水) 19時2分

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22日、地球から38万km離れた月面で作業中の月面ローバー「玉兎号」、最近の調子はどうだろうか?写真は玉兎号。

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2014年7月22日、地球から38万km離れた月面で作業中の月面ローバー「玉兎号」、最近の調子はどうだろうか?月探査機「嫦娥3号」の副総指揮・副総設計者である、上海航天技術研究院研究員の張玉花(ジャン・ユーホア)氏は、「玉兎号はスリープ状態から目を覚ましたが、故障は直っていない」と語った。新華社が伝えた。

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張氏は、「玉兎号は今年1月より制御面に異常が発生し、月での2日目の走行中、岩にぶつかり「負傷」した。玉兎号はその後、怪我をしたまま月の2日目の夜に入った。2月中旬に月の3日目の昼を迎えると、科学者はさまざまな措置を講じ、玉兎号を目覚めさせようとした。人々の希望が失われそうになった時、玉兎号は目を覚ました。私たちが想像していたより、玉兎号は強かった」と述べた。

張氏は、「玉兎号の設計上の使用寿命は3カ月だ。月の一昼夜は、地球上の約28日に相当する。嫦娥3号の月面着陸成功から、現在すでに8日目の昼になっている。玉兎号は地球から38万km離れ、数カ月が過ぎており、本体と設備は摂氏300度を上回る昼夜の気温差という試練に耐えている。熱により膨張し、寒さにより収縮し、電圧も下がってきている。故障修復は非常に困難だが、科学者は設計上の寿命を終えた玉兎号が、より多くの科学探査データを収集することに期待している」と表明した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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