メッシの中国での試合のチケット、W杯よりも高額に=「一生に一度のチャンスかも」

Record China    2023年6月12日(月) 18時0分

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11日、広東省の雑誌メディア・新週刊は、サッカーアルゼンチン代表が中国で親善試合を行うことについて、チケットの高さが議論を呼んでいることを報じた。

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2023年6月11日、広東省の雑誌メディア・新週刊は、サッカーアルゼンチン代表が中国で親善試合を行うことについて、チケットの高さが議論を呼んでいることを報じた。

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記事は、昨年のワールドカップで頂点に立ったリオネル・メッシ率いるアルゼンチン代表が、15日に北京の工人体育場でオーストラリアと親善試合を行うと紹介。メッシ以外にもGKエミリアーノ・マルティネス、MFエンソ・フェルナンデス、アレクシス・マック・アリスター、FWアンヘル・ディ・マリア、フリアン・アルバレスなどの主力選手が中国にやって来るとした。

そして、すでに35歳のメッシが現役選手として中国で試合を行うのは最後になる可能性が高いことから、試合開催の発表直後から中国サポーターの間で大いに注目されてきた一方で、チケットに関する公式発表が出ないうちからネット上では4万元(約80万円)以上の価格で転売のオファーが出現し、北京市公安局が「騙されないように」と注意を呼び掛ける事態になっていたと伝えた。


その上で、試合開催から半月前の今月1日になってようやく試合の主催者である虹橋国際がチケット情報を発表、580元(約1万1500円)から4800元(約9万6000円)の6段階の価格で売り出すことを明らかにすると、平均2000元(約4万円)以上という値段の高さにサポーターから「W杯の開幕戦や決勝トーナメントよりも高いじゃないか」といった疑問や不満の声が噴出したことを紹介した。

一方で、チケットの価格設定が高額となった背景について「主催者の営業上の圧力が表れている」と指摘。仮に大きな利益を得ようとしなかった場合でも、アルゼンチン代表の参加代500万米ドル(約7億円)のほか、プロモーション代、試合会場代、ピッチの芝生を含むハード面の整備などで莫大(ばくだい)なコストがかかるため、おのずとチケットの費用も高くなってしまうことを説明した。


記事は、メッシの熱心なサポーターであるという男性が、価格発表当初は「絶対に商売のカモにはならないぞ」と高額のチケット代を支払って観戦することに否定的だったものの、近ごろスター級の選手が続々と欧州主要リーグを離れたり、現役を引退したりするのを見て心が傾き、最終的には意を決して3200元の(約6万4000円)のチケットを買って憧れのメッシを間近で見る選択をしたことを紹介した。

そして「熱愛はプライスレス。今回、自分の力が及ぶ範囲内においてサッカーに関する夢を追いかけることが、アルゼンチンサポーター、メッシサポーターにとって一生忘れ得ぬ美しく大切な思い出になるかもしれない」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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