人民網日本語版 2023年6月12日(月) 22時30分
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中国の伝統衣装「華服」を着て旅行に行ったり、出かけたりするというのが今、中国の若者の間で人気になっている。
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中国の伝統衣装「華服」を着て旅行に行ったり、出かけたりするというのが今、中国の若者の間で人気になっている。「華服」とは、中華民族の歴史や文化的要素、趣など、はっきりとした特徴を備えた伝統衣装を指す。中国では2018年から旧暦3月3日を「中国華服の日」としている。先ごろ閉幕した第5回「中国華服の日」イベントでは、青年華服ファン1万人以上が会場で一堂に会した。そんな中、中国青年報社・中青校媒は中国全土の高等教育機関の大学生を対象にアンケート調査を実施し、117校の1464人から有効回答を得た。調査結果によると、回答者の76.30%が「華服が好き」、42.14%が「華服のことをある程度知っている」と答えた。中国青年報が伝えた。
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「華服」を普段の生活の中に取り入れる若者が現在、中国で増えている。中青校媒の調査では、回答者の45.49%が「華服を着たことがある」と答えた。うち4.78%が「華服の大ファンで、華服をすでに普段着にしている」と答えた。また、13.59%が「旅行または特定の活動の時に漢服などを着る」、27.12%が「華服を着るシーンはあまりないが、着たことがある」と答えた。
山東財経大学に通う鄒斌倩さんは今年の春、唐代の伝統衣装「襦裙」を着て友達と出かけたといい、「公共バスに乗った時、ある女の子がおじいちゃんに、『お姉さんが来ている服は何?とってもきれい』と言っているのが聞こえた。おじいちゃんは、『中国の漢服だよ』と答えていた。あの瞬間、誇らしげな気持ちがした」とし、華服が若者の間で流行している理由について、「中国の文化や伝統が大好き。また、それを研究する過程で、中国伝統文化の魅力をひしひしと感じることができる」と語る。
中青校媒の調査では、回答者が華服を好む理由はいろいろあることが分かった。回答者の80.45%が「華服は見た目に優れ、自分のセンスに合う」、73.49%が「華服に込められた中華の歴史文化を重視しており、伝統衣装を通して伝統文化を理解したいから」、56.92%が「華服を着て没入型体験を楽しむのが好きだから」、21.57%が「華服がはやっているので、その流行に乗りたいから」と答えた。
安徽工業大学に通う周琴さんは、「秦、漢、唐、宋、清の時代の華服にしても、民国時代のチャイナドレスにしても、それぞれに独特の魅力がある。時代によって服の文化的特徴も異なり、服そのもののデザインのほか、その背後の深みある文化にも夢中になっている。出かける時も、講義に出る時も、華服は選択肢の一つ。華服は中華各民族の伝統衣装で、毎日着ていても飽きない。見た目にも優れているので、一人でも多くの人のそれを見てもらいたい。中国文化に対する自信の表れだと思う」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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