ホンジュラスのカストロ大統領による中国初訪問は12日で、4日目に入りました。午前中、カストロ大統領は天安門広場を訪れ、人民英雄記念碑に花輪を捧げました。

カストロ大統領はホンジュラス史上、中国訪問を果たした初の大統領です。ホンジュラスは今年3月25日、中国・台湾との「断交」を正式に発表しました。その翌日、中国はホンジュラスと共同コミュニケに調印し、正式に国交を樹立しました。

カストロ大統領は「今回の訪中はホンジュラス国民の期待を携えて来た。ホンジュラスは『一つの中国』の原則を認め、中国と国交を樹立し、中国と協力することで、自国の発展にもチャンスをもたらすことができる」と述べました。これに先立ち、カストロ大統領は10日、上海に本部を置く新開発銀行（通称「BRICS銀行」）を訪問した際、同機構への正式な加盟申請をおこないました。

一方、在中国ホンジュラス大使館は11日に開館式をおこない、両国外相が共同で除幕式を執りおこないました。中国の秦剛国務委員兼外交部長は、「習近平国家主席とカストロ大統領との歴史的会談は、二国間関係を新たなレベルに引き上げ、新たな発展を実現するに違いない」と語りました。（提供/CRI）