2023年6月13日、韓国・東亜日報は「高速道路の防音トンネルの上にたたずむ女性の姿が目撃され、幽霊ではないかと騒ぎになった」と伝えた。

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記事によると、韓国のネット上のコミュニティーに12日、「高速道路の防音トンネルの上に女性がいるのを見た人はいますか」とのタイトルで投稿があった。投稿者は11日午後4時40分ごろ、知人と共に嶺東高速道路上り線を走行していたが、運転者が広橋（クァンギョ）防音トンネルの上に女性らしき姿を目撃したという。「自分は助手席で寝ていたが、運転者に『トンネルの上に女がいる』と慌てて起こされた。信じられず、見間違いではないかと思っていたが、のちに車載カメラを確認して、全身に鳥肌が立った」と当時の状況を説明している。

投稿者が公開した動画を見ると、防音トンネルの上に人の形をしたものが確認できる。これを見たネットユーザーらは、「宇宙人じゃないか」「怖い。人間じゃないのでは」「本当に生きた人間ならどうやって上ったんだろう」「作業員じゃないのか」などさまざまな声を上げていたという。

その後、京畿（キョンギ）南部警察庁高速道路巡察隊が「トンネルの上にいたのは現場付近に住む女子中学生だった」と明らかにした。トンネルの上に人がいるとの通報を受け出動した警察官が女子中学生を発見し、無事に保護。二度とこのようなことをしないよう注意し、両親に引き渡した。女子中学生は「夕焼けがきれいだったので、よく見えるようにトンネルに上った」と話していたという。

警察によると、防音トンネルの横には施設点検のためのはしごが設置されているが、施錠などはされていなかった。韓国道路公社に対し、はしごの管理徹底を要請したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「何事もなくてよかった。危険な行動は慎んで、美しい心をずっと大切にしてね」「ロマンチックな女子中学生だな」「すばらしい感性を持っているようだから、そっち方面を磨いていってほしい」「自殺しようとしたんじゃないのならよかったよ」「他人に危害を加えようとしたわけじゃないし、単なる好奇心と冒険心だったのでは」「警察がFBIからの協力要請を受けて、迷子の宇宙人を平凡な中学生に偽装・隠蔽（いんぺい）したんだろう（笑）」などのコメントが寄せられている。

一方で「注意しただけで終わり？」「あきれた」「親は子どもの教育をきちんとすべきだ」「平凡な中学生はいくら夕焼けがきれいでもあそこには上がらない」「万が一、車の上にでも落ちたら運転者は一生のトラウマになる」「世界は広く、いかれたやつは多い」など、厳しい意見も多数見られた。（翻訳・編集/麻江）