中国の招商銀行、浦発銀行など12の株式制銀行は12日、人民元預金金利の引き下げを相次いで発表しました。これに先立ち、8日には6大銀行が人民元預金金利の引き下げを発表しており、中国の主要商業銀行はこのほど、新たな預金金利の引き下げを完了しました。6大銀行と全国的な株式制銀行12行の資産を合計すると、中国の商業銀行の約7割を占めるとのことです。預金金利の引き下げは、中国の新たな銀行預金金利調整の到来を予告しています。

これについて専門家は、「昨年以降、銀行はすでに2回預金金利を引き下げているが、いずれも市場金利価格設定の自律メカニズムの誘導下で、国有大手銀行が先頭に立ち、その他の銀行がそれに追随して引き下げたものだ」とした上で、「ここ数年、貸出ローン市場の金利が低下を続けているため、銀行の利ざやが縮小していることや、銀行預金が増加し続けていることなど、さまざまな要因が相まって今回の金利調整を推進している」と指摘しました。また、今後について、専門家は銀行預金金利はしばらくの間、いずれも低水準を維持するだろうとの考えを示しました。（提供/CRI）