2023年の中国天然資源モニタリングがこのほど始まりました。モニタリングを通じて、中国の耕地資源、森林・草原資源、湿地資源、水域、建設用地などの天然資源の変化状況を総合的に把握し、中国の耕地保護、生態保護修復などの天然資源管理とエコ文明建設をデータによってサポートします。

自然資源部によると、今年の天然資源モニタリングは2022年度の国土変更調査成果をベースに、最新のリモートセンシング画像とデータベースとの比較などの技術手段を用いて、中国国内の各カテゴリーの土地の面積、範囲、分布、変化などの状況を把握するとしています。

今回の天然資源モニタリングは国土利用の変化状況モニタリングに基づいて、国家の重要な戦略区域、重要な生態分野、重点プロジェクト及び都市空間について、特定項目あるいは重点的なモニタリングを行います。

関連要求に基づき、今年は京津冀（北京市、天津市、河北省）協同発展、長江経済ベルトの発展、黄河流域の生態保護と質の高い発展などの国家重要戦略区域における天然資源の利用状況をめぐって特定項目のモニタリングを実施します。同時に、黄河、長江、メコン川の源流域である三江源、ジャイアントパンダ、アムールトラとアムールヒョウ、海南省熱帯雨林など、第1弾として設立された国家公園について、山、川、林、畑、湖、草地、砂漠を一体化した保護と修復作業の実施状況などを重点的にモニタリングするということです。（提供/CRI）