中国税関総署はこのほど、ビジネス環境を改善するために16の措置を出しました。先端技術と設備の輸入をサポートし、重要な農産物と食品の輸出入を促進し、クロスボーダー輸送の効率と貿易の利便化を引き続き高めることを目指します。

具体的には、輸出入物流を順調に保つとともに、石炭やセメントなど大量の資源の検査と通行許可を進めます。また、クロスボーダー貿易の利便化を促進し、区域の全面的経済パートナー関係協定のハイクオリティーな実施を実現させます。このほか、企業の負担軽減と効率向上や、対外貿易の発展を促進することが目的とされています。

中国税関総署は昨年、対外貿易を安定化させるために、計23の措置を講じて、対外貿易規模を確保しました。今年1～5月、中国の輸出入総額は前年同期比4．7％増の16兆7700億元（約328兆円）に達しました。新たに発表された16の措置は企業の関心事に焦点を当て、企業に輸出時の税金還付、クロスボーダー電子商取引など貿易新業態に対する政策面の支援をし、対外貿易発展の自信をさらに高めることが期待されています。（提供/CRI）