中国・濰坊市無形文化遺産展示会、東京で開催=手工芸と芸術品80点、伝統職人による実演が人気

Record China    2023年6月16日(金) 14時0分

拡大

中国・山東省の濰坊市の無形文化遺産を紹介する『斉魯の古趣 忘れえぬ濰坊』山東濰坊無形文化遺産展」が東京・港区の東京中国文化センターで開幕した。

(1 / 10 枚)

2023年6月14日、中国・山東省の濰坊市の無形文化遺産を紹介する『斉魯の古趣 忘れえぬ濰坊』山東濰坊無形文化遺産展」が東京・港区の東京中国文化センターで開幕した。

その他の写真

日中平和友好条約締結45周年を記念したもので、濰坊の無形文化遺産や民間工芸品が展示されている。会期は6月23日まで(開催時間10時30分~17時30分)。



この展示会は「手工芸と民間芸術の都」「東アジア文化都市」といわれる濰坊の風筝(凧)をはじめ、炭を用いた転写が特徴の撲灰年画、胡桃彫刻、泥人形、木版画、剪紙、布人形や紅木の嵌銀漆器など、1000年以上前から続く無形文化遺産の80点以上を展示。技術職人による実演も行われている。来場者が無形文化遺産の楽しさ、奥深さを味わえる体験コーナーも常設され人気を呼んでいる。




中国の伝統文化の継承と普及、日中文化交流促進を目的に、中国メディアグループ(CMG)アジア太平洋総局、東京中国文化センター、山東省濰坊市政府などが共催し、駐日中国大使館などが後援している。


開幕式には日本の政界、学界、無形文化遺産継承者、各メディア代表などが参加。参加者は「日中の文化交流は歴史が長く、このイベントを通じて日本人が中国の伝統文化についてより深く理解することができる」と語っていた。


中国メディアグループ(CMG)の大型スクリーンでは、「征程」、「故宮」、「シルクロード」などの映像作品が放映され、多くの来場者が鑑賞していた。


会場では、参加者が無形文化遺産の制作体験コーナーで、国家級の無形文化遺産保持者の現場デモンストレーションを見学した後、職人の指導のもとで切り絵、風筝、年画などを手作りし、中国文化の魅力を体験していた。


日中友好協会の永田哲二常務理事は「中国文化を伝承する芸術家や他の分野の成果が示されています。中国との交流の機会がさらに増えることを期待したい」と語っていた。(八牧浩行

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携