<上海国際映画祭>菊地凛子さん主演の『658km、陽子の旅』が3冠獲得

CRI online    2023年6月18日(日) 21時30分

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女優の菊地凛子さんが主演した熊切和嘉監督の作品『658km、陽子の旅』が17日、上海国際映画祭最高賞の「金爵賞」を競う長編コンペティション部門で最優秀女優賞、最優秀脚本賞、作品賞の三冠を受賞しました。

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女優の菊地凛子さんが主演した熊切和嘉監督の作品『658km、陽子の旅』が17日、上海国際映画祭最高賞の「金爵賞」を競う長編コンペティション部門で最優秀女優賞、最優秀脚本賞、作品賞の三冠を受賞しました。

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最優秀女優賞について、審査員からは「菊地さんの演技はこの役に命を与えた。彼女の演技力に溢れる目、震える両手を、私たちは長く忘れられない」と高く評価しました。菊地さんは目を潤ませながら、「まさか自分がこの初めて上海での出場で、こんな素敵な映画祭に来て、こんな素敵な賞をいただいて、大変うれしく思います」と喜びを語り、熊切監督に感謝の意を示しました。

女優の菊地凛子さんが最優秀女優賞

菊地さんの夫である俳優の染谷将太さんは、陳凱歌監督の作品『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』に出演したことで、中国でもよく知られています。菊地さんは、今後の中国人監督との仕事について、「小さい頃から中国映画を見て育ったので、ぜひ中国の映画にも出てみたいです。中国語は今から勉強します」と、意気込みを語りました。

女優の菊地凛子さんが最優秀女優賞を授賞

映画『658km、陽子の旅』は、父の訃報を受けて東京から弘前までヒッチハイクで帰ることになった主人公の一夜を描く物語です。7月28日の日本公開に先駆けて、16日に上海国際映画祭でワールドプレミアとして上映されました。

『658km、陽子の旅』舞台あいさつの様子

プレミア上映後に菊地さんと熊切監督が舞台あいさつに臨むと、客席から大きな歓声と拍手が沸き起こりました。熊切監督は「ワールドプレミアということで、皆さまが最初のお客さんです。気に入っていただけると嬉しい」と述べ、「観客と一緒に本作を鑑賞ました。地味な映画なので、どんな反応があるか不安もありましたが、びっくりするくらい温かい反応で、お客さんの心に届いたなぁという手応えがあります。その嬉しさで、自分の映画なのにちょっと泣いてしまいました」と説明しました。

菊地さんは「『陽子の旅』が今始まった気がします。上海の観客の方々に温かくに受け入れていただいてほっとしていると同時に、胸に迫る思いがしました」と話しました。

『658km、陽子の旅』プレミア上映後の記念撮影

最後に会場で行われた記念撮影では、観客から「ありがとうございました」「また来てください!」「おやすみなさい」と、日本語の声もかかり、映画を通じた心温まる国際交流が繰り広げられました。(提供/CRI・取材/趙雲莎)

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