CRI online 2023年6月20日(火) 12時20分
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『とんがり頭のごん太 2つの名前を生きた福島被災犬の物語』をめぐり、映画祭期間中に記者会見が行われ、西澤昭男監督と真木太郎氏が出席し、中国アニメへの期待も示しました。写真は同作の舞台あいさつ。
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6月9日から18日まで開催されていた上海国際映画祭、そのコンペティションに当たる「金爵奨」のアニメーション部門には、西澤昭男監督の作品『とんがり頭のごん太 2つの名前を生きた福島被災犬の物語』がノミネートされていました。一方、同部門の審査員は、今敏監督の『千年女優』や『東京ゴッドファーザーズ』、押井守監督の『機動警察パトレイバー』などの名作でプロデューサーを務めた真木太郎氏が担当しています。『とんがり頭のごん太 2つの名前を生きた福島被災犬の物語』をめぐり、映画祭期間中に記者会見が行われ、西澤昭男監督と真木太郎氏が出席し、中国アニメへの期待も示しました。
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アニメ作品の審査を何度も担当した真木氏は、中国のアニメが追い上げ、グローバル市場のトップグループを占めているとした上で、「多くの日本アニメの制作には、中国人アニメーターが参加している。現在の中国アニメの制作能力は、将来、中国が世界トップに発展するための有力な礎になると信じている」と語りました。
真木氏は「今敏監督が亡くなってから何年もたった今でも、今敏作品が日本より中国で人気があるのは意外だった」と話していました。
また、ここ数年再び中国で大ヒット中の『SLAM DUNK』については「井上雄彦監督の物語は復雑ではないが、感情の伝達はとても強い」とした上で、中国のアニメ制作者らに、中国の要素と全人類の感情の共通点をもっと探してみることを提案しました。
一方、西澤監督は、数年前に、自身の処女作である『NITABOH 仁太坊—津軽三味線始祖外聞』が中国中央テレビ局(CCTV)で放送されていたことに触れ、中国でも観客の共感の声が続々とあることに驚きを示していました。西澤監督は「今回もノミネートしていただいて、大変ありがたい」と話しました。
『とんがり頭のごん太 2つの名前を生きた福島被災犬の物語』は映画祭期間中に3回上映され、西澤監督も舞台あいさつに登場し、現地の観客と交流を深め、アニメを通じた心温まる国際交流が繰り広げられました。西澤監督は「日本だけでなく、いろんな国の方々に観ていただき、本当はみんながアニメを好きになれば、世界が平和になるじゃないかなと思う。もっと、もっと世界中に広がっていけばいいなあと思う」と話しました。(提供/CRI)
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