間もなく端午節、香港の街にあふれるちまき

フライメディア    2023年6月21日(水) 17時30分

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旧暦5月5日は端午節。中華圏では大切な祝日で、今年は6月22日となる。写真はレストランでオーダーしたもち米にゴマがまぶされたちまき。

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旧暦5月5日は端午節。中華圏では大切な祝日で、今年は6月22日となる。香港では端午節にちまきを食べる風習があるほか、市内各地でドラゴンボートレースが開催される。ちまきやドラゴンボートレースに関する由来は諸説あるが、最もよく知られているのは楚の詩人・政治家の屈原にまつわる話だ。腐敗した国の将来に絶望した屈原が川に身を投げた日が端午節だと言われており、人々が屈原を救うために川へ舟を出し、魚からその体を守るために川に米を投げ入れた。これによりドラゴンボートレースやちまきを食べる風習が始まったと言われている。

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今年は2018年以来、実に5年ぶりに「香港国際龍舟邀請賽/The International Dragon Boat Races」が開かれる予定。レースが行われるのは6月24~25日、会場は香港のアイコンともいえるビクトリアハーバーだ。高層ビルが立ち並ぶハーバーを背景に行われるレースは、観光客にとって見応え十分に違いなく、国際的なレースが戻ってくるのは実に喜ばしいことだ。

22日の端午節を前に、街中ではちまきが売られている。香港でよく食べられているちまきは、もち米の中に肉や塩漬け卵を入れたり、甘いあんを入れたもの。それを笹で包んで蒸して食べる。ちまきの中身や形はさまざまで、好みのちまきをこの日のために準備する。

これらのちまきは中華レストランや街中のスーパーで売られている。野菜や果物を売るマーケットの一画にコーナーができたり、テイクアウト専門店でこの時期限定のちまきが販売されたりと、至る所で目にすることができる。パン屋のショーウインドーにケーキと共にちまきが並べられているのは香港ならではの光景かもしれない。

地域ごとにある街市(ウェットマーケット)の入口。端午節を祝うボードにはドラゴンボートやちまきが描かれている

食品売り場の一画がちまきコーナーに早変わり。上海風だったり、ピーナッツと塩卵・肉入りなど、その種類も豊富

持ち帰りの総菜を売る専門店も手作りちまきを販売

パンのチェーン店のショーウインドーで見つけたちまき

別のパン屋のショーウインドーで売られる贈答用の箱入りちまき

もちろんスーパーでも手軽に買うことができる。冷凍品コーナーにも置かれていた。

豚肉入りちまきは一口サイズで食べやすそう

また、自宅で手作りちまきを楽しむ人も多い。スーパーではちまきを包むための葉が売られている。

手作りちまき用の葉が野菜売り場に並べられていた

種類も大きさも味も全く違うちまき。特に多く出回るこの時期にいろいろ食べ比べて、お気に入りのものを見つけてみよう。(提供/フライメディア)

秋冬は上海蟹、夏前はちまき専門店になる店の軒先には多くの商品が並んでいる

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