中国ビリヤード協会は21日、ビリヤードの国際試合で試合結果を不正に操作した中国人10選手に処分を下した。

不正行為があったのは、趙心童（ジャオ・シントン）、張健康（ジャン・ジエンカン）、陳子凡（チェン・ズーファン）、顔丙涛（イエン・ビンタオ）、魯寧（ルー・ニン）、李行（リー・シン）、趙剣波（ジャオ・ジエンボー）、白朗寧（バイ・ランニン）、常氷玉（チャン・ビンユー）、梁文博（リアン・ウエンボー）の10選手。

世界プロフェッショナルビリヤード・スヌーカー連盟（WPBSA）は今月7日、梁文博と李行に対してスヌーカーの試合への出場資格を永久に剥奪する処分を科した。また、残りの8選手についても、それぞれ1年8カ月～5年4カ月の出場停止処分を科した。

これを受け、中国ビリヤード協会も21日に処分結果を公表。「中華人民共和国体育法」および「中国ビリヤード協会プロ選手委員会管理規定」、「中国ビリヤード協会規律準則・処罰規定」に基づき、梁文博と李行の2選手を「終身出場禁止」（永久出場停止）処分とし、中国大陸内におけるすべてのビリヤードの試合および活動への参加を禁止するとした。

その他の8選手にも2～8年の出場禁止処分が科され、この期間は同様にすべてのビリヤードの試合および活動への参加が禁じられた。

中国のネットユーザーからは「墓穴を掘るとはまさにこのこと」「処分はたったこれだけ？」「刑事責任は追及されないのか？」「海外にまで恥をさらした」「全員終身出場禁止にせよ」といった声が寄せられている。（翻訳・編集/北田）