Record China 2023年6月22日(木) 10時0分
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中国・海南省の林の中で今年4月に発見された遺体が、19年間逃走を続けていた容疑者のものであることがDNA鑑定で判明した。
中国・海南省の林の中で今年4月に発見された遺体が、19年間逃走を続けていた容疑者のものであることがDNA鑑定で判明した。中国メディアの法治時報が20日付で伝えた。
報道によると、今年4月5日、同省澄邁県福山鎮の林の中で白骨化した身元不明の遺体が発見された。遺体は老朽化した三輪電動車の後部座席に乗った状態だった。検査の結果、遺体は年齢50歳前後、身長171センチメートルの男性であることが判明。争った形跡はなく、病死とみられているという。
地元警察が捜査したところ、男性は遼寧省出身で王玉(ワン・ユー)と名乗っており、同県で長期間一人暮らしをしていたが、人付き合いはあまりなかったという。警察は王玉の名前と情報で戸籍を調べたものの該当する人物はいなかった。
その後、王玉の写真と情報を基に捜査を進めると、2004年に汚職・収賄容疑で指名手配され、逃走中の人物と酷似していることを発見。遼寧省鉄嶺市の警察当局と連絡し、親族による確認とDNA鑑定を経て、遺体が手配中の人物であることが確認されたという。
ただ、中国のネットユーザーからは「なんだか全然釈然としない」「死んだのは逃亡犯で、しかも自分で病気になって死んだ。スッキリしすぎてない?」「状況から言って他殺じゃないのか」「口封じだ」「スケープゴート(罪を着せられた者)だろう」といった陰謀論が噴出。このほか、「また逃亡犯(真犯人)を取り逃がすことになりはしないか」「このニュースを見てほっとしている人たちがいるんじゃないか」などと疑うコメントも多くの共感を集めている。(翻訳・編集/北田)
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