Record China 2023年6月22日(木) 14時0分
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香港メディアの香港01は21日、サッカー日本代表の三笘薫がペルー戦で見せたゴールパフォーマンスが話題になっていることを報じた。
20日に行われたキリンチャレンジカップのペルー戦でゴールを決めた三笘は、両手でハートマークを作って見せた。ゴールパフォーマンスでハートマークを作ることで有名なのはアルゼンチン代表のディ・マリアや韓国代表のソン・フンミン(孫興民)だが、三笘の定番のパフォーマンスというわけではなかったため注目を集めた。
日本のネットユーザーからは「まさかのハートマーク(笑)」「三笘のハートマークがかわいすぎる」「このハートは誰に見せるためなんだ?」「誰かと約束でもしてるのかな?」といった声が上がった。三笘本人は試合後、「個人的なことなので」と明言を避けた。
このパフォーマンスについて香港01の記事は、三笘が川崎フロンターレでプレーしていた2020年12月、浦和レッズとの試合でゴールを決めた際にもタッチライン際に走っていきハートマークを作ったことがあると言及。そして、それが難病と闘う当時小学5年生の男の子に向けたものだったことを紹介した。
三笘は男の子の父親と親交があった。20年9月に難病と診断された男の子に何をしてほしいか聞くと、両手でハートマークを作るポーズをしてほしいと頼まれた。そして、その約束を交わしてから最初のゴールでハートマークを作って見せた。それから男の子は医師も驚くほどの回復を見せているという。
記事は、このエピソードはイングランド代表のジャック・グリーリッシュが脳性麻痺を患う少年のためにパフォーマンスをしたことを思い起こさせるとし、「サッカーをめぐってはこうした似た話が出てくる。それぞれの背景に多少の違いはあるが、代わらないのはスター選手の小さな行動が、ほかの人にこの上ない勇気をもたらすことだ」と論じた。
その上で、「三笘が今回作ったハートマークは誰に向けたものなのか。もしかしたらあの男の子への再びのプレゼントかもしれない。しかし、答えは重要ではない。重要なのはその瞬間、どこかの病院やどこかの家で、勇気や信念を手にする人がいるかもしれないということなのだ」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
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