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22日、日本華僑報網は、「日本の製造業にとって、“スイス化”が活路になるかもしれない」と題した文章を発表した。写真はスイス。
2023年6月22日、華字メディアの日本華僑報網は、「日本の製造業にとって、“スイス化”が活路になるかもしれない」と題した文章を発表した。
文章は、米国が半導体の供給を打ち切ったことで中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は携帯電話市場から締め出されることになり、アップルの地位が一層強固になったと紹介。また、アンドロイド携帯電話でファーウェイと競合していたライバルにもチャンスを与えることになったとした。
そして、日本の大手メーカーであるソニーが優れたカメラ技術を頼りにして、iPhoneの最上位機種よりも高額な市場価格20万円以上の携帯電話を発売したことをその一例として挙げた。
その上で、もともと「安かろう悪かろう」の代名詞だったところからたゆみない努力によって世界一の技術を獲得するも、デジタル革命とアメリカの政治的抑圧、さらには長期的なデフレで低迷状態に陥っている日本の製造業にあって、ソニーによる超高価な携帯電話の開発は明るい話題と言えるものの、「神話復活」の兆しになるのか、その市場があるかどうか、ソニーがブランドの影響力を再確立できるのかを見極めるには時間がかかるだろうとの認識を示している。
文章はその一方で、ソニーの動きは「スイスから学び、日本の製造業を高級市場に移行させる」という啓示を日本企業に与えるものだとも指摘。圧倒的なボリュームと、高いコストパフォーマンスに加え技術力を高めている「メード・イン・チャイナ」が台頭した今、「スイス化」は日本の製造業が生き残っていく上で数少ない選択肢の1つなのかもしれないとした。(翻訳・編集/川尻)
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