現地時間22日、インドネシアのジャカルタ・バンドン高速鉄道の共同調整・試験で総合検査用列車の運行速度が初めて時速350キロに達しました。これにより、設計速度の基準に達し、調整・試験の段階的な目標を達成しました。

ジャカルタ・バンドン高速鉄道は、中国鉄路国際有限公司が中心となり、中国鉄路北京局集団有限公司、中国鉄道科学研究院との共同による調査・試験を正式に5月22日から開始して以来、段階的な速度向上テストを実施し、総合検査用列車の速度を時速180キロから設計速度である時速350キロへと徐々に引き上げ、同高速鉄道の軌道、電力供給、通信、信号、早期警戒モニタリングなどのシステムの機能や性能および各システムの指標が設計時の要求を満たしたことを十分に検証し、これから行われる運行試験の実施と開通・運営に向けた力強いサポートとなりました。

ジャカルタ・バンドン高速鉄道は、インドネシアの首都ジャカルタと観光都市のバンドンを結び、全長142.3キロ、営業最高速度は時速350キロです。また、「一帯一路」イニシアチブと中国・インドネシア両国の実務協力の象徴的なプロジェクトで、中国の高速鉄道としては初となる全システム、全要素、全産業チェーンを海外で建設したプロジェクトで、全線で中国の技術と中国の標準が採用されています。完成すれば、ジャカルタ〜バンドン間の移動時間は現在の3時間強から約40分に短縮されるということです。（提供/CRI）