韓国が最近、中国に「友好風」を吹かせているのをどう見るべきか―中国紙社説

Record China    2023年6月29日(木) 5時0分

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27日、環球網は、韓国政府がにわかに中国に「友好風」を吹かせているとする社説を掲載した。

2023年6月27日、環球網は、韓国政府がにわかに中国に「友好風」を吹かせているとする社説を掲載した。

文章は、中国と間で政治的な波風を立たせ対中強硬姿勢を見せていた韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権がこの2日間で態度を急変させ「韓中友好」をアピールしているようだとし、韓国の朴振(パク・チン)外相が25日、尹政権の基本的立場は相互尊重、互恵、共通利益であり、今後も中国との戦略的意思疎通を強化し、韓中友好を高めていくと述べたことを紹介した。

そして、この発言が両国で多くの議論を呼び、中国社会から見れば確かに歓迎すべき内容であるものの「多くの中国人は正直なところ、韓国政府の誠意を疑っている」と指摘。ブリンケン米国務長官訪中直後の方針転換だったことが疑念の大きな要因であり、「中韓友好」という表向きとは裏腹に実際は米国のタクトに振り回されているような怪しさを感じてしまうとし、「外交において自立していない政府が、中韓関係を難局から脱却させることはおそらく難しい」と論じた。

文章は「韓国が米国や日本とどのように関係を築きたいのか、それが平等と互恵に基づくものなのか『恥の外交』というべきものなのかは、中国としては大して関心はない」とする一方、韓国が米国との関係を対中関係発展の「指導マニュアル」にするのであれば、中国人が韓国に好感を持ちにくくなるのは避けられないと述べた。

また、韓国人の多くが米国の「頭越し外交」という悪夢を恐れているとも指摘。「米国が自国第一主義と大国理論のもとで同盟国を見捨てる」という恐怖が常に存在する中、米国との結びつきを強め、独立性を失えば失うほど、悪夢は酷いものになるとした。

文章は、中国と韓国に非常に大きな共通利益があることは、韓国国内の最も保守的な政治グループでも否定、無視できないとし、合理性と実用主義への回帰が尹政権にとって唯一の正しい選択肢なのだと結んでいる。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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