Record China 2023年6月30日(金) 16時0分
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中国・江蘇省連雲港市の女性に、身に覚えのない前科があったことが判明した。写真は連雲港市の就職説明会。
中国・江蘇省連雲港市の女性に、身に覚えのない前科があったことが判明した。江蘇新聞が27日付で伝えた。
記事によると、同市在住の姫(ジー)さんは今年3月、仕事を始めるために地元の公安機関に「前科なし」の証明書の発行を申請した。ところが、公安は証明書の発行を拒否し、姫さんに「あなたは2009年に詐欺事件で江西女子刑務所に服役しています」と伝えたという。
しかし、姫さんによると、江西省には行ったこともなく、2009年当時は江蘇省崑山市で仕事をしていた。姫さんが記録を基に、江西省吉安市遂川県の警察当局に連絡して事情を説明すると、警察は後日、調査結果として、詐欺事件の犯人が姫さんの氏名や関連情報をかたった可能性があると回答した。
その後の調査の結果、服役した囚人の本名が史(シー)であるとの記録があることが判明。遂川警察は「2009年4月の詐欺事件で容疑者が姫さんの氏名や関連情報を名乗ったため、姫さんの身分情報で(前科を)システムに登録した」と説明し、今年3月末には連雲港市の公安から姫さんに「前科なし」の証明書が発行された。
ところが、6月中旬になっても警察のシステム上では姫さんの犯罪歴が削除されず。遂川県の公安当局は「吉安市警察に報告した。この問題は監督管理システム上の許可と、捜査システム上の許可が必要になる」と説明した。
姫さんの弁護士は「実際の犯人が身分を偽っていたことを知り得ていたにもかかわらず、十数年にわたって誤りを修正してこなかった」と公安当局の不備を指摘している。(翻訳・編集/北田)
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