エアバスの中国天津工場は、同社にとってアジアで唯一の民用航空機の組み立てラインで、27日にハンガリーの航空会社ウィズエアーに「A321neo」1機を引き渡した。中国で組み立てられたエアバス機が欧州に販売された初めてのケースになった。

「A321neo」の特徴は、ナローボディ機のコストでワイドボディ機の容量を実現し、ワイドボディ機の航続距離に近づいていることだ。客室は最大244人の乗客を乗せられる。

エアバスアジア組立ラインは2008年に稼働がスタートし、アジア太平洋市場での需要を満たすようサポートしてきた。今年4月、同社は天津に2本目の製造ラインを建設し、「A320シリーズ」機の製造能力を拡大し、世界の顧客により広くサービスを提供すると発表した。

エアバスは21年、「A320シリーズ」アジア組立ラインで「A321」に拡大すると発表。そして23年3月、同ラインで組み立てられた「A321 neo」第1号機が中国の吉祥航空に引き渡された。（提供/人民網日本語版・編集/KS）