中国最高人民法院（最高裁判所）はこのほど、「中華人民共和国黄河保護法」の正確な施行と人民法院の裁判機能の十分な発揮に向けて、黄河の源と水源涵養域などに対する司法保護の強化などを盛り込んだ同法の貫徹・実施に関する意見を発表しました。

「意見」は、黄河の源と水源涵養域、重要な生態系、生態脆弱エリアに対する司法保護の強化、流域生態系の質と安定性の向上、国家公園などの自然保護地システム建設への助力について提起しています。また、予防的、懲罰的、回復的司法措置の模索と革新、生態系修復資金の管理と使用および修復効果への評価メカニズムの健全化、「予防‐保護‐懲罰‐修復」というクローズドループの実現についても提起しています。

さらに、環境公益訴訟や生態環境の損害賠償訴訟制度の整備、生態環境に対する全体的・体系的な保護の実現が求められています。（提供/CRI）