アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー（AMPAS）が発表した新会員候補に、香港の俳優ルイス・クー（古天楽）、台湾の俳優チャン・チェン（張震）が新たに選ばれた。

アカデミー賞の選考を行う新たな会員の候補として、映画芸術科学アカデミーが28日（現地時間）、世界各国・地域の映画人から398人の名前を発表。中華圏からルイス・クーとチャン・チェンが新たに選ばれたほか、華人俳優では今年、米映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でアカデミー助演男優賞を受賞したジョナサン・キー（キー・ホイ・クァン/関継威）も選ばれている。

公式発表によると、今年の新会員候補は世界52の国と地域から選ばれている。女性は全体の34％を占め、白人以外は18％、非米国人は20％となっている。なお、本人が承諾した場合に正式会員として認められる。

中華圏からはこれまで、映画監督のアン・リー（李安）や女優チャン・ツィイー（章子怡）らが選ばれているほか、2017年にはトニー・レオン（梁朝偉）、ドニー・イェン（甄子丹）、マギー・チャン（張曼玉）、ファン・ビンビン（范冰冰）や、映画監督のジョニー・トー（杜琪峰）、ピーター・チャン（陳可辛）ら14人が選ばれ、一度の選出人数が過去最多となった。（Mathilda）