広州地下鉄集団と中車長春軌道客車が共同開発した時速80キロのA型「中国標準」地下鉄車両が29日午前、広州市内で公開されました。今年末に運行に投入される見通しです。時速80キロのA型「中国標準」地下鉄車両は「中国標準」を全面的に採用し、自主開発による中核部品を使用しており、スマートで先進的、グリーン・省エネ、安全・快適などの特徴を実現しました。

中国では、地下鉄車両は車体幅によってA、B、Cなどの型番に分けられています。A型車両は幅が最も大きく、乗客定員が最も多い車種です。時速80キロは多くの都市の中心部の地下鉄路線で採用されている速度です。

80キロA型中国標準地下鉄車両は中国標準に基づくもので、標準化・モジュール化・シリーズ化の設計理念により、既存の地下鉄車両の運用経験を受け継いで、国内の地下鉄運営需要と結びつけて自主開発した、技術的けん引性を持つ新しい製品プラットフォームです。車体や台車などの重要システムは中国標準を全面的に採用し、ベアリング、カップリング、チップ、高・低圧電気部品など28の中核部品の自主化を実現しました。同車両は重要部品の輸入依存や標準部品と技術プラットフォームの欠如などの中国の都市軌道交通の発展を制約する問題を解決し、車両の点検や運行、維持のコストを大幅に引き下げ、産業の大規模化と業界の規範化を後押しするものです。（提供/CRI）