中国の名門大学、中国人民大学のある男子学生が全学生の個人情報を盗み取り、全学生の顔面を偏差値化したウェブサイトをつくっていたという。

中国メディアによると、中国人民大学のある男子学生が、修士課程在籍時に全学生の写真、氏名、学籍番号、本貫、生年月日などの個人情報を盗み取り、全学生の顔面を偏差値化したウェブサイトをつくっていたとする情報が1日、SNS上で拡散した。

一部メディアが2日、大学側に確認したところ、「幹部がリーダーシップをとって対応に当たり、SNS上で拡散した内容について事実確認中だ」との回答があった。

中国人民大学は2日、微博（ウェイボー）で声明を発表し、「本校は昨日、一部学生の個人情報が不正に取得されたことを重く見て即座に警察に通報し、警察などの調査に協力している。個人のプライバシーを侵害し、情報セキュリティーに危害を与える行為を強く非難する」とした。

サイトは2020年10月に公開された。この卒業生はSNSの個人アカウントでサイトを公開したことを発表していたが、現在は関連する投稿が削除されているという。（翻訳・編集/柳川）