大きく高級な車を好む韓国人、軽自動車市場は再び低迷=韓国ネット「高いから買わないだけ」

Record Korea    2023年7月5日(水) 11時0分

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3日、韓国・ソウル経済は「現代自動車のコンパクトSUV『キャスパー』人気で復活の兆しを見せていた韓国の軽自動車市場が再び低迷している」と伝えた。写真はキャスパー。

2023年7月3日、韓国・ソウル経済は「現代自動車(ヒョンデ)のコンパクトSUV『キャスパー』の人気で復活の兆しを見せていた韓国の軽自動車市場が再び低迷している」と伝えた。

CarIsYouの調査によると、今年1~5月に韓国内で販売された乗用車は63万9432台で、前年同期比8.9%増加した。車両用半導体の供給不足が解消されたことで完成車メーカーの生産が正常化し、販売増加をけん引した。準大型車が32.9%増の11万6726台、中型車が12.5%増の16万4263台を記録。小型車は10.4%増の5万7180台、大型車は2.6%増の9万118台、準中型車は1.2%増の16万583台となっている。中型車と準大型車の販売増が著しいが、これは「グレンジャー」などのセダンだけでなく、SUVやRVの増加が影響したと分析されている。

こうした中、軽自動車だけが前年同期比8.2%減の5万562台にとどまっている。昨年の韓国市場での軽販売数は前年比35.0%以上増加した13万4294台を記録し、4年ぶりに13万台水準に回復したが、今年は11万~12万台にとどまると見込まれている。

記事は「『キャスパー』は韓国の軽自動車市場をけん引してきたが、発売3年目を迎えて人気が一段落した」と指摘している。現代自によると、先月の「キャスパー」の販売数は4064台で、前年同月より7.7%少ない。過去最多販売数を記録した昨年11月(5573台)との比較では27.1%の落ち込みとなる。韓国自動車市場の大型化と高級化により、軽自動車を敬遠する傾向は当面、続くとみられているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「キャスパーは高いから買わないんだよ」「軽が1000万ウォン(約111万円)を超えたら軽と言える?」「軽を選ぶのはコスパのためだというのに、フルオプションだと2000万ウォンはいくからね」「軽自動車に目を向けないんじゃなく、高い軽自動車に目を向けないだけ」「価格は高いくせにめちゃくちゃ小さくて安全性も低い。そもそも軽自動車の利点がものすごくいいものでもない。買う理由がある?」といった厳しい意見が多数寄せられている。

その他、「軽自動車は安くても買わないでしょ」「官用車を全て軽自動車に変えたらどう?。政治家は国民に仕えると言いながらぜいたくばかりしている」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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