卓球男子世界ランキング、3年ぶりに1位が入れ替わる=中国次世代エースが1位浮上―中国メディア

Record China    2023年7月5日(水) 12時0分

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4日、最新の卓球世界ランキングで、長年1位に君臨した中国の樊振東(ファン・ジェンドン)選手が2位になるなどの大きな変動があったことを複数の中国メディアが伝えた。

2023年7月4日、騰訊網や上遊新聞など複数の中国メディアは、国際卓球連盟(ITTF)から発表された最新の卓球世界ランキングで、3年以上にわたってトップに君臨し続けた樊振東(ファン・ジェンドン)が2位に下がり、王楚欽(ワン・チューチン)が新たに1位になるなどの大きな変動があったことを伝えた。

4日に発表された「卓球世界ランキング2023第27週」では、男子シングルスで20年4月から142週にわたって1位に君臨し続けた樊振東に代わって、王楚欽が新たに1位となった。男子ダブルスでは樊振東と王楚欽の中国ペアに代わって、張禹珍(チャン・ウジン)と林鐘勳(イム・ジョンフン)の韓国ペアが1位になった。女子シングルスでは、中国の孫穎莎(スン・インシャー)の1位は変わらなかったが、同じく中国の王芸迪(ワン・イーディー)が陳夢(チェン・モン)、王曼昱(ワン・マンユー)を押さえて2位にランクアップを果たした。女子ダブルスでは、王芸迪と陳夢ペアが孫穎莎、王曼昱ペアを超えて1位になった。混合ダブルスでは、王楚欽と孫穎莎ペアの1位は変わらなかった。

記事は今回のランキングに変動が起きた理由について、「獲得ポイントの有効期限切れによるもの」と説明した。卓球の世界ランキングは、選手が国際卓球連盟主催の大会に出場した時の成績によって獲得できるポイントの累積により決定されるが、ポイントの有効期限は原則1年と規定されており、過去の実績ではなく、直近1年間の成績が基本的に重視されている。今回のランキングでは22年のシンガポールスマッシュなど多数の大会ポイントが失効し、先週行われた「WTTコンテンダー・ザグレブ」や「ヨーロッパ競技大会」のポイントが反映されたため、男女ともに順位の変動が多く見られることになったという。

記事は特に男子シングルスのランキング1位交代について、「樊は3年にわたって保持し続けた1位の座を王楚欽に明け渡すことになったが、同選手は昨年7月中旬にハンガリー・ブタペストで行われた『WTTスターコンテンダー』に出場した際のポイントの失効が近いため、次回の世界ランキングでは同大会に不参加だった樊が1位に返り咲く可能性が高い」と指摘した。

記事は最後に、21年東京五輪卓球の混合ダブルスで、日本の水谷隼、伊藤美誠ペアに敗れて銀メダルを獲得した中国ペアの許キン(「キン」は日へんに「斤」)、劉詩雯が今回のランキングで全てのポイントを失効し、ランキング圏外になったことについて、「世界1位にまでなった両選手の名前がランキングから消える日が来るとは、感慨深いものがある」と述べた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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