Record China 2023年7月9日(日) 7時30分
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新型コロナの水際対策緩和を受け、台湾で海外旅行への関心が高まっている。航空会社や旅行・宿泊業者はこれに着目し、双方が連携した訪日旅行プランの販売に注力する動きに出ている。写真は台湾・桃園国際空港。
新型コロナウイルス感染症の水際対策緩和を受け、台湾で海外旅行への関心が高まっている。台湾メディアは「航空会社や旅行・宿泊業者はこれに着目し、双方が連携した訪日旅行プランの販売に注力する動きが出ている」と報じた。
台湾・中央通信社によると、スターラックス(星宇)航空は4日、日本各地でホテル事業などを運営する星野リゾートと提携し、航空券と宿泊施設の利用がセットになったスキープランの販売を発表。冬の高価格帯旅行需要に照準を合わせた。北海道のプランのほか、同航空が4月に開設した仙台線を利用した東北のプランも設定する。
大手旅行会社、ライオントラベル(雄獅旅遊)傘下の旅天下も、格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾(台湾虎航)と手を組み、岩手県花巻市や北海道函館市に向けてチャーター便を運航している。花巻便は週2便、函館便は週4便の予定だ。
同社は5月に運航を始めた函館便の平均搭乗率は9割を超えていると説明。運航期間は当初の10月までから来年3月末までに延長する方針で、今後増便の可能性も排除しないとしている。さらに日本の別の都市に就航する可能性も示した。
ライオントラベルでは日本以外にもベトナムのダナンやフーコック島などを含む東南アジアへのチャーター便を利用したプランを用意。団体旅行商品では第4四半期(9~12月)まで予約が入っており、来年の旧正月(2月10日)前後の連休の問い合わせも入り始めているという。
こうした中、台湾の游錫堃・立法院長(国会議長に相当)は4日、台湾北東部・宜蘭県の蘇澳港から高速船で沖縄県・与那国島を日帰りで訪問した。与那国島と宜蘭県の距離は約110キロで、高速船で片道約2時間だ。
立法院長の同島訪問は初めて。游氏は「日台関係を促進し、台湾と与那国島を船で結ぶ観光ルートを作る」と意欲を示した。
与那国町は姉妹都市の台湾・花蓮市との高速船の「台湾航路」の実現に向け、来年にも実証実験に乗り出す。課題は出入国の際に必要な「税関・入国管理・検疫(CIQ)」と呼ばれる手続きだが、町関係者は「韓国・釜山と長崎県対馬市との間で運航する高速船のように、離島の与那国でも同じような経済発展につながれば」と期待を寄せた。(編集/日向)
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