中国教育部が5日に発表した2022年全国教育事業発展統計公報によると、同年、中国の在園児の数が減少した一方、高等職業教育の規模は拡大した。中国新聞網が伝えた。

公報の統計によると、2022年、中国全土の幼稚園数は28万9200園と、前年比で5610園減少（1．90％減）した。うち、普恵型幼稚園は24万5700園と、前年比で1033園増加（0．42％増）した。

就学前教育の在園児は4627万5500人で、前年比で177万6600人減少（3．70％減）した。うち、普恵型幼稚園の在園児は4144万500人で前年比で74万1600人減少（1．76％減）し、中国全土の在園児の89．55％を占め、前年比で1．77ポイント上昇した。

公報の高等教育の統計を見ると、2022年、中国全土の高等教育機関は3013校だった。うち、普通学部学校が1239校（独立学院164校を含む）と、前年比で1校増加した。学部レベルの職業学校は32校だった。高等専科学校（短大に相当）は1489校で、前年比で3校増加した。成人高等学校は253校で、前年比で3校減少した。大学院生を育成する科学研究機関は234校だった。

各種形式の高等教育機関の在学生は4655万人で、前年比で225万人増加した。高等教育の粗就学率は59．6％で、前年比で1．8ポイント上昇した。1校当たりの学生数は普通学部学校が平均1万6793人、学部レベルの職業学校が平均1万9487人、高等専科学校が平均1万168人だった。

各方面の取り組みが功を奏し、中国の職業教育の新入生募集規模が近年大幅に拡大し、中等職業学校と高等職業学校では毎年、国に高い素養と技術、スキルを備えた人材1000万人を育成している。中等職業学校と高等職業学校の人材育成規模は、それぞれ中国の高校の段階の教育と普通高等教育の段階の「半分」を占めるようになっている。（提供/人民網日本語版・編集/KN）