中国鉄路昆明局集団有限公司によると、8日午前、滇蔵（雲南-チベット）鉄道の麗香（麗江-シャングリラ）区間にある哈巴（ハバ）雪山トンネルの工事が、9年間の苦闘を経て完了しました。これにより、滇蔵鉄道の麗江-シャングリラ区間のトンネル20基すべての工事が完了し、今後は年内の開通・運用に向け、長尺レールの敷設段階に移行します。

ハバ雪山トンネルは雲南省迪慶チベット族自治州内に位置し、全長は9.5キロ、埋設深さ（土被り）は最大1155メートル。トンネルはチベット高原の南東の端、横断山脈の中腹に位置します。深山の峡谷という地形的な特徴から、建設の過程でも軟岩の大きな変形などの地質的な問題が顕著でした。

滇蔵鉄道の麗江-シャングリラ区間は、雲南省北西部に位置し、全長は139.7キロ、設計走行時速は140キロ。沿線には麗江駅、拉市海駅、小中甸駅、シャングリラ駅の4駅が設置されます。（提供/CRI）