中国科学技術協会がこのほど発表した「中国科学技術定期刊行物発展青書（2022）」の最新統計データによると、中国の科学技術定期刊行物の総数は5071種に達し、学術的な影響力が持続的に向上している。新華社が伝えた。

科学技術定期刊行物は、国の科学技術の競争力と文化のソフトパワーを示すもので、科学技術強国の建設には一流の科学技術定期刊行物の下支えが不可欠だ。ここ数年、中国の科学技術イノベーションの持続的なペースアップに伴い、国際的な影響力を持つ科学技術定期刊行物の発行が中国科学技術界の重要課題になっている。

同青書によると、2021年末現在の中国の科学技術定期刊行物の言語別では中国語は4482種と圧倒的多数を占めている。英語は420種、中国語・英語は169種。学科別では、基礎科学系定期刊行物は1570種、技術科学系は2271種、医薬・健康系は1152種、総合科学系は78種。

同青書は関連データを総合した上で、中国の中国語科学技術定期刊行物の学術的な影響力が徐々に上がっており、その影響力は主に国内に集中されているが、国際被引用数が占める割合は16年の4．44％から20年の7．60％に徐々に上昇したと分析。

同時に中国の英語科学技術定期刊行物はますます多くの国際有名データバンクに収録されるようになっており、国際学術交流における地位と役割が日増しに顕在化している。16−20年、中国の英語科学技術定期刊行物の中国内外被引用数、平均被引用数がいずれも増加傾向を示した。中国内外被引用数の年間平均成長率は15．03％で、平均被引用数の年間平均成長率は10．35％。5年間の中国の英語科学技術定期刊行物の国際被引用数はいずれも中国国内複合被引用数を上回っている上、国際被引用数が占める割合が急増している。（提供/人民網日本語版・編集/YF）