ベトナムでタン・ソンユン主演ドラマも禁止に、「九段線」登場で、米映画「バービー」に続き

Record ASEAN    2023年7月11日(火) 18時0分

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米動画配信大手ネットフリックスとベトナムのFPTテレコムは、ベトナム当局の指示を受け、中国のテレビドラマ「向風而行(Flight to You)」のベトナムでの提供を中止した。

米動画配信大手ネットフリックスとベトナムのFPTテレコムは、ベトナム当局の指示を受け、中国のテレビドラマ「向風而行(Flight to You)」のベトナムでの提供を中止した。

中国紙・環球時報(電子版)が10日、米ブルームバーグの報道として伝えたところによると、ベトナム当局は、同ドラマに南シナ海における中国独自の境界線「九段線」を示した地図が登場するのはベトナムの主権法に違反するとしている。

中国の人気俳優ワン・カイ(王凱)とタン・ソンユン(譚松韻)が主演の「向風而行」は航空業界を題材にした現代ドラマ。昨年12月から今年1月にかけて中国国営中央テレビ(CCTV)と動画配信サービスの愛奇芸(iQIYI)、騰訊視頻(テンセントビデオ)で放送・配信されヒットした。

ベトナムでは、今月公開予定の米映画「バービー」も、「九段線」を示した地図が登場するとして、映画館での上映が禁止された。

今月首都ハノイで開催が予定されている韓国の人気音楽グループ「ブラックピンク(BLACKPINK)」にも同様の問題が浮上。コンサートの公式ウェブサイトに「九段線」を示した地図が掲載されているとして、ベトナム当局が調査を開始したと報じられた。

環球時報はこうした状況を伝えた上で、中国外交部の報道官が4日の記者会見で、「九段線」をめぐる問題について、「南シナ海問題での中国の立場は明確で一貫している。関係国は南シナ海問題を正常な人的・文化的交流と関連付けるべきではない」とコメントしたことも取り上げた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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