フライメディア 2023年7月12日(水) 9時30分
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中国の映画・ドラマの撮影地「横店影視城」には主要エリアが10カ所以上あるが、今回は明清時代の宮廷建築物を再現した「明清宮苑」を紹介する。
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中国版ハリウッドとも呼ばれる映画・ドラマの撮影地「横店影視城」には主要エリアが10カ所以上あるが、今回は明清時代の宮廷建築物を再現した「明清宮苑」を紹介する。
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明清宮苑では北京の故宮(紫禁城)を原寸大で再現しているといわれ、多くの有名な時代劇ドラマがここで撮影されている。
敷地内には明清時代の宮廷を再現した建物が多く立ち並び、その広さから入り口で電動カートを借りずにはいられないほどだ。歩いて回ろうとする意欲を一気に消失させるほどのスケールなのだ。
電動カートで回っていくと、おなじみの黄色い屋根瓦に赤い壁の建築物が目の前に広がる。中国の宮廷時代劇を見たことがあれば、「あのシーンかも」と思わせる景色が至る所で見られる。
赤い壁に囲まれた人影のない通りを歩けば、その瞬間だけタイムスリップしているかのような錯覚すら抱かせる。
訪れた日は日差しが強く、平日だったこともあり、観光客もまばらで閑散としているように見えた。しかし、実は10グループ以上のドラマ撮影クルーが入っていると店員が教えてくれた。残念ながら清明上河図エリアとは違って、撮影用の衣装を積んだ車両は見かけたものの、撮影隊やエキストラにはほぼ遭遇しなかった。
ただ、次のドラマ撮影の準備なのか、建物を解体している場面は何度となく見かけた。壁を壊したり、大木を引き抜いたりと、作業員がせわしなく動いていた。
ドラマのシーンの余韻をかみしめたいファンには残念だが、ロケ撮影地ではセットの更新スピードが速く、変化も大きい。
建物自体がなくなることもあるし、階段の数や塀、柱ですら増やしたり減らしたりと自由自在にセットを操っている(?)のだから、お目当てのドラマのシーンを撮影した場所を探すにしても目印となるものがなく、至難の業だ。「たぶんここだろう」と推測するしかない。エリア内のスタッフに聞いても「いろいろ変わるから。たぶんあの辺だろう」とかなり大雑把な方向しか答えられないくらいなのだ。
それでも多くのドラマファンが訪れる明清宮苑。上海周辺の観光で北京の故宮に行く時間がない場合、雰囲気だけでも楽しめるスポットとしておすすめだ。(提供/フライメディア)
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Record China
2023/7/11
2023/7/10
anomado
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