2014年7月25日、開催3日前に会場の韓国・龍山戦争記念館から突然の中止を求められていた日本のアニメ「ONE PIECE（ワンピース）」の特別展が、26日から開かれることになった。

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騒動の発端は、戦争記念館に寄せられた「旭日旗を連想させる描写が登場する漫画を展示するのは問題がある」という苦情。突然の中止通告を受けたイベント会社はソウル西部地裁に中止決定の効力停止と展示妨害禁止を求める仮処分を申請。同地裁は17日、「ごく一部の場面で旭日旗に似た絵が描かれているという理由で、日本の帝国主義をたたえる漫画であるとは言えない」とし、契約通り開催する決定を下した。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。以下はその一部。

「みんな！ワンピース特別展開催決定のメール来た？」

「中止って聞いてたから、（ソウル行きの）列車のチケットを予約してないよ。どうしよう」

「やっぱり、事前にちゃんと調べなかった戦争記念館側が悪いよね」

「裁判所の判断が正しい。前後のストーリーを知りもせず、一部分にだけ病的に執着するのはおかしい」

「判事は親日派」

「『ワンピース』の展示を戦争記念館でするなんて！戦争じゃなくてアニメ記念館か？」

「法による判決だとしたら、法が間違ってるし、判事の判断だとしたら、判事が悪い」

「漫画に出てくる旭日旗がどんな意味で描かれているのか、きちんと見るべき。旭日旗を無条件にどうこう言うのは良くない。だったら韓国のロックバンドの旭日旗を燃やすパフォーマンスも問題になるのでは？」

「漫画ではルフィたちの大勢の敵の一人として旭日旗を頭に巻いた人物が出てくる。もし韓国の漫画だったとしたら、太極旗を頭に巻いた人物が正義の主人公にやっつけられる場面が描かれるだろうか？」

「旭日旗問題やワンピース展の中止騒動などを見ていて思うんだけど、最近の愛国行為や反日感情を掲げる人たちは、これらの行為を一種のファッションとか流行感覚で使っているような気がする」（翻訳・編集/まつ・むら）