先般、栃木県の宇都宮大学共同教育部付属小学校で4年生と5年生の英語授業を見学したが、アイパッドを効果的に使った授業が行われていた。小学4年生のクラスでは、「I have a pen」など、身の周りの持ち物を英語で指し示し、それを隣の生徒のアイパッドで映してもらって、先生に転送すると、先生がそれにコメントしてくれる。小学5年生の授業では、これもアイパッドを使って、餃子がおいしいことなどの宇都宮市の特徴を外国人に英語で伝える練習をやっていた。先生のアイパッドと各生徒のアイパッドが効果的につながっており、授業はスムーズに、にぎやかに、楽しく行われていた。その先駆、実践的な取り組み方法が注目され、同小学校は一般財団法人英語教育協議会(エレック)の昨年度のエレック英語教育賞を受賞した。
それでも、最近新しい動きがみられている。例えば、東京都と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが運営する「トーキョー・グローバル・ゲートウェー(TGG)」という体験型英語学習施設が、最近新しく東京の青海と立川に出来た。青海のは2017年に設立され、立川のは2023年1月にオープンしたばかりだ。そこでは、小学生や中学生などのビジターが空港や売店、薬局などの模擬サイトで米、豪などの外国人英語講師と英語で話す体験をすることができる。学校の英語教育の一環として、毎日たくさんの生徒が訪れている。はじめはオドオドしていた生徒たちが、一日体験の終わりには、ハイタッチで、教師たちと仲良しになっている。
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