衰退しても先進国であり続ける日本の知恵、中国は学ぶことができるか?―中国メディア

Record China    2014年7月28日(月) 4時40分

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26日、中国のコラムサイトは周展宏氏の記事「中国は日本に何を学ぶべきか?」を掲載した。日本は「失われた20年」を経験したにもかかわらず、いまだに国民生活も先進国のトップレベルにあるが、その知恵を学ぶべきだと論じている。写真は東京のサラリーマン。

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2014年7月26日、中国のコラムサイト・百度百家は周展宏(ジョウ・ジャンホン)氏の記事「中国は日本に何を学ぶべきか?」を掲載した。

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中国は日本から何を学ぶべきだろうか?日本は「失われた20年」を経験したにもかかわらず、いまだに国民生活も先進国のトップレベルにある。それはなぜか?

稼げる時に得たお金をどう運用し、稼げなくなった時に備えるかが重要だ。かつて日本は世界各地の不動産を買いあさり、安値で手放すことになった。よく言われる話だが、これは神話だ。今でも日本は世界トップ級の不動産保有者だ。往々にして見過ごされていることだが、日本企業の海外資産は利益を生み出しており、GDPは成長力に乏しくてもGNP(GDPに海外からの所得の純受け取り額を足したもの)は堅調だ。

こうした点を考えると日本から学ぶ点は2つある。第一に人口ボーナスの消失、すなわち労働人口の減少に伴い国内の富を生み出す力が減少する段階では、資産を世界的に配置しその価値の増加に努めなければならない。

第二に国民の凝集力を強めなければならない。愛国心や民族的アイデンティティーが必要となる。ラテンアメリカや東南アジアの国々では資産家は国を捨てて移住してしまう。中国は今後資産移動の自由を認める改革を行うことは間違いないが、その時に中国人はラテンアメリカの富豪のように祖国を捨てるのか、それとも日本人のように祖国に残るのか。中国の力が試されることになるだろう。(翻訳・編集/KT)

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