中国国家統計局は17日、2023年上半期（1月～6月）の中国の国内総生産（GDP）は59兆3034億元（約1150兆円）だったとする速報値を発表しました。物価変動分を控除すれば、前年同期比で5．5％増です。また、第2四半期（4月～6月）のGDP上昇率は第1四半期を1ポイント上回りました。

産業別では、第一次産業の2023年上半期における付加価値額は前年同期比3．7％増の3兆416億元（約58兆8000億円）、第二次産業の付加価値は同4．3％増の23兆682億元（約447兆円）、第三次産業の付加価値額は同6．4％増の33兆1937億元（約642兆円）でした。

全体的に見れば、今年上半期の経済と社会の運営は全体的に安定して回復しました。マクロ政策は著しい効果を出し、国民経済は好転し、質の高い発展が着実に推進されました。ただし、世界の政治経済の情勢が複雑で錯綜しているために、中国国内の景気の持続的な回復と発展の基盤は強固ではありません。次の段階では、質の高い発展という最優先課題と、新しい発展スタイルの構築という戦略的課題を中心に、改革開放を全面的に深め、現代化された産業体系の建設を加速し、「経済の質」の効果的な改善と「経済の量」の合理的な成長を同時に実現していく必要があるとのことです。（提供/CRI）