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17日、韓国・中央日報は「ソウルの公共施設や各種大型施設の駐車場内に設けられていた『女性優先駐車場』が登場から14年で姿を消すことになった」と伝えた。写真はソウル。
2023年7月17日、韓国・中央日報は「ソウルの公共施設や各種大型施設の駐車場内に設けられていた『女性優先駐車場』が登場から14年で姿を消すことになった」と伝えた。
ソウル市は17日、「女性優先駐車場」スペースを「家族配慮駐車場」と改める内容の改正条例を18日から施行すると明らかにした。これまで女性に限っていた利用対象が妊婦、高齢者、乳幼児連れのドライバーに拡大される。
女性優先駐車場は女性ドライバーの安全確保を目的として09年に導入されたが、実際に女性が利用する割合は16%にとどまるなど、制度改善の必要性が指摘されてきた。こうしたことを受け、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は昨年8月に「ママパパ幸せプロジェクト」を発表し、女性優先駐車場を家族優先駐車場に切り替える方針を示していた。今年3月現在、ソウル市内の公営駐車場内には69カ所・1988台分の女性優先駐車場が設けられている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「自分は女性ドライバーだけど、なぜ女性優先の駐車場があるのかむしろ理解できなかったので、この決定を歓迎する」「女性専用は不要だけど、妊婦用は絶対にあった方がいい」「おなかの大きな妊婦、チャイルドシートを使っている子どもは乗り降りが大変だから配慮は必要だ」「女性優先区画が駐車場内でもいいスペースに確保され、高齢者が不便なスペースに駐車しなければいけないような状況になっていた。なくすのはいいことだ」など、新たな「家族配慮駐車場」に賛成のコメントが多数寄せられている。
一方で、「家族配慮、なんてのも要らないよ。障害者向けスペースの確保だけで十分でしょ」「障害者向けスペースも使ってるのは健常者が8割以上だろうけどね」「障害者駐車場の利用実態も調べるべき」といった声も見られた。(翻訳・編集/麻江)
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