Record China 2023年7月22日(土) 12時0分
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16日、日本華僑報網は、日本の男性が定年退職後に遭遇する悲惨な運命について紹介する文章を掲載した。資料写真。
2023年7月16日、華字メディアの日本華僑報網は、日本の男性が定年退職後に遭遇する悲惨な運命について紹介する文章を掲載した。
文章は、この疑問について語る上で外せないポイントが「熟年離婚」という言葉であるとし、「熟年離婚」というテレビドラマがヒットした2005年には流行語の1つにもなり社会現象化したと紹介した。
そして、熟年離婚は往々にして女性から提起される事柄であり、離婚案件を扱う日本の法律事務所が長年かけて実施した調査によると、熟年離婚に踏み切る女性の主な理由は5つあると指摘。1つ目は育児からようやく解放され、自分の人生を新たに歩みたいという願望が湧くこと、2つ目は長らく家を留守にしていた夫が定年退職して毎日家にいる状況に耐えられなくなること、 3つ目はもともとの性格が合わず、育児の必要性や日中は顔を合わせないといった理由からなんとか関係を維持してきたものの、夫が退職して毎日家にいるようになり耐えられなくなること、4つ目はインターネットの発達により新鮮な刺激を求めやすくなったこと、5つ目は離婚しても専業主婦だった妻は夫の年金の半分を受け取れる年金制度を挙げている。
また、ここ数年は学業を終えて学校を卒業する学生のように結婚生活を終える「卒婚」の考え方も流行しており、やはりこちらも女性から提起されるのが一般的だと紹介。「元気なうちに果たせなかった夢をかなえたい」というのが「卒婚」の動機とされることが多いものの、その本質は長い結婚生活で夫婦がお互いに飽きてしまい、結婚から逃げ出したくなることにあるとした。
文章は、定年を迎えた日本人男性の多くが社会的地位を失い、年金も給料ほど高くはないばかりか、ずっと朝から晩まで働いてきたため妻のように友人も多くなく、自然と喪失感が募ると紹介。このため妻と一緒に過ごしたいと思うのだが、現実は熟年離婚や卒婚を突きつけられて妻に出て行かれるか、家の中でも冷遇されてしまうとした。そして、この状況が「生涯現役を貫き、引退したくない」という日本男児の考え方を生む要因の1つになっているとの見解を示した。(翻訳・編集/川尻)
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