「AIスマートフィットネスミラー」がユニバーシアードでお披露目へ―中国

人民網日本語版    2023年7月20日(木) 20時30分

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「AIスマートフィットネスミラー」がユニバーシアードでお披露目される。

利用者はミラーに映るバーチャルインストラクターと同時にヨガ、ボクササイズ、エアロビックダンスなどのフィットネスを行えるだけでなく、利用者の心拍数、運動回数、消費カロリー量などのデータもミラーにリアルタイムで表示され、脂肪消費量が一目瞭然になる。科技日報が伝えた。

成都ハイテク産業開発区が18日に明らかにしたところによると、成都FISUワールドユニバーシティゲームズ(成都ユニバ)開催期間中に同区の「双創」(大衆による起業・革新)企業が独自に開発した「AIスマートフィットネスミラー」が、東安湖体育公園水泳・飛び込み館や、成都ハイテク産業開発区スポーツセンター卓球会場などの競技会場と成都ユニバ選手村でお披露目される。

「魔鏡」と名付けられるこのミラーは姿見鏡のように見えるが、実際には43インチ高画質ディスプレー、マイクロホンアレイ、感光性、体感などの技術を集積したスマート端末だ。電源をオンにすると、インターフェースには複数のフィットネスコースが表示される。利用者はインストラクターと共に没入型の運動に進むことができる。

同設備の開発者で、成都拟合未来科技有限公司党支部書記の李孟(リー・モン)氏は、「ミラーの下のセンサーは利用者の動作をリアルタイムで識別・捕捉するとともに、AI(人工知能)アルゴリズムによりその動作が正しいかを判断する。同技術はAI人体動的センサー及び独自に研究開発した運動アルゴリズムエンジン識別システムを結びつけることにより、利用者はいかなるウェアラブルデバイスやセンサーの補助がなくともマンマシンインタラクションを行える。常にユーザーの動作を判断した上、注意を促す。インストラクターがそばで指導するかのようだ」と説明した。

「魔鏡」の中に埋め込まれている、または利用者が着用する複数のセンサーが、利用者の心拍数、運動回数、消費エネルギー量などのデータをリアルタイムで同時に取得できる。利用者は脂肪の燃焼を確認できる。李氏は、「最も特別なのは、ミラーの下に最近の利用者のデータランキングが表示される点だ。利用者は一人で運動していても、グループレッスンのような臨場感を味わえる。このミラーにはすでに、シェイプアップ、ヨガ、ダンスなどの17大分類・3000以上のトレーニングコースがある」と述べた。

このデバイスは成都ユニバの複数の競技会場、訓練会場、選手村の20カ所に30枚以上設置される。李氏は「成都ユニバの会期中、選手、 ボランティア、市民は異なる会場でこのスマートフィットネスミラーを体験できる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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