中国メディアの参考消息は29日、日本が中国とロシアの艦隊の最新動向に目を光らせているとする記事を掲載した。

記事はまず、ロシアの通信社スプートニクの29日付報道を引用。防衛省統合幕僚監部が同日、中国とロシアの海軍艦艇計10隻が28日から29日にかけて、北海道とサハリンの間の宗谷海峡を抜け、日本海からオホーツク海へ入ったと発表したこと、自衛隊は護衛艦とミサイル艇およびP-3C哨戒機で監視・情報収集を行ったことを取り上げた。

また日本の共同通信の同日付報道も引用。中ロの海軍艦艇計10隻うち9隻は中国軍が18～23日まで日本海で実施した中ロ合同軍事演習に参加していたこと、防衛省は艦隊の共同航行に移行したとみて警戒監視を続けていること、防衛省によると、10隻は28日午後3時ごろ、北海道礼文島の南西約200キロを航行した後、北寄りに進み、宗谷海峡を東へ進んだこと、10隻は中国がミサイル駆逐艦やフリゲート艦、補給艦の5隻、ロシアが駆逐艦やフリゲート艦、補給艦の5隻で、共同訓練で確認された9隻にロシアの補給艦1隻が加わったことにも触れた。（翻訳・編集/柳川）