7月5日に他界した香港出身の女性歌手ココ・リー（李玟）の告別式が行われ、生前に親交のあった数多くの芸能人や有名人からのビデオメッセージも公開された。

ココ・リーは、映画「グリーン・デスティニー」の主題歌「A Love Before Time」（月光愛人）が第73回アカデミー賞の音楽賞にノミネートされるなど、数々の偉業をなし遂げた中華圏を代表する女性歌手の1人。7月2日に香港の自宅で自殺を図り、5日に搬送先の病院で死去した。

香港殯儀館（Hong Kong Funeral Home）で同月31日に告別式が行われ、会場では親交のあった人々から寄せられたビデオメッセージが紹介された。「グリーン・デスティニー」のアン・リー（李安）監督は、ココ・リーがアカデミー賞授賞式で歌声を披露した時、「この舞台で歌う初めての華人だから命懸けで歌いたい」と愛らしくも気合い十分で語っていたエピソードを紹介。ジャッキー・チェン（成龍）は、「多くの人の青春に寄り添った天性のスター」と称賛している。

同じ事務所に所属した縁でデビュー当時からココ・リーを知り、妹のような存在だというアンディ・ラウ（劉徳華）は、その無邪気な素顔を語っており、女性歌手のジョリン・ツァイ（蔡依林）は新人時代、雲の上の存在だったココ・リーに飛行機の中で声をかけてもらい、感激したエピソードを明かしている。

このほか、アーロン・クォック（郭富城）、ホアン・シャオミン（黄暁明）、カレン・モク（莫文蔚）、ウィルバー・パン（潘瑋柏）、リン・ジュンジエ（林俊杰）、フィッシュ・リョン（梁静茹）、ヴァネス・ウー（呉建豪）、マオ・ブーイー（毛不易）など、数多くの芸能人がメッセージを寄せ、生前のココ・リーをしのんでいる。（Mathilda）