人民網日本語版 2023年8月1日(火) 18時30分
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北京市・天津市・河北省などは7月29日から大雨に見舞われており、一部の地域では降水量が累計で最大1000ミリに達し、1時間当たりの降水量が最大100ミリ以上に達している。
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7月31日午後6時の時点で、中央気象台は集中豪雨について最も深刻なレベルの赤色警報の発令を継続していた。7月31日午後8時から8月1日午後8時にかけて、河北省、北京市、天津市、内モンゴル自治区などの一部の地域では引き続き豪雨となり、局地的には雷や強風を伴う可能性があると予想されている。
北京市気象台は1日午前7時、4段階のうち3番目に深刻なレベルの豪雨の黄色警報を発令した。北京市では雨脚が弱まっている。ただ、1日午前8時から2日午前8時にかけて、ほとんどの地域で引き続き中程度の雨が降り、局地的には豪雨になる可能性もある。
北京市水害対策弁公室の最新の情報によると、7月31日午後8時の時点で、北京市全域で被災者5万2384人が避難した。山間部の道路107本、河川の301カ所が封鎖されている。建設現場4069カ所で作業を停止し、市内の全ての観光地、農村部の民泊施設が営業をストップしている。
現時点で、北京西駅から邯鄲や蘭州、包頭、ウルムチ、フフホトなどに向かう列車22本が運休となっている。そのため、同駅は臨時の待合スペースを開設し、発車時間が遅れている一部の列車に乗る予定の旅客がそこで休むことができるようにし、待合室の混雑を緩和できるよう取り組んでいる。また、チケット売り場でも、臨時の窓口を設置して、予約変更や払い戻しに対応している。
7月31日午後6時45分、大雨が続く門頭溝区の三家店駅では、準備を整えた武装警察官が列車に乗るために列に並んでいた。パンやインスタントラーメン、ソーセージなどが入った大きなリュックを背負い、手には12本セットのミネラルウォーターを持っていた。列車が運休しているため足止めされている旅客に物資を届けるため落坡嶺駅や安家荘駅に向かったという。
現場責任者の王峰(ワン・フォン)氏は、「第一陣として突撃隊員40人が5キロ先まで列車で行き、その後、12キロ歩いて落坡嶺駅と安家荘駅に向かう。残りの数トンの物資も隊員らが届けることになっている」と説明した。
今回の長引く大雨について、北京市水害・干ばつ対策指揮部の劉斌(リウ・ビン)副指揮官は、「7月31日、北京市の平均降水量は、2012年7月21日に北京で降った集中豪雨と同じ水準に達した。特に、房山区と門頭溝区の平均降水量はいずれも400ミリを超え、2012年を大きく上回った。その他、1時間当たりの降水量は、門頭溝区で最大約700ミリ、房山区で最大約600ミリに達した。2012年7月21日の1時間当たりの降水量は、房山区の最大541ミリだった」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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2023/8/1
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