Record China 2014年7月31日(木) 9時23分
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29日、光明日報は「日本右翼勢力の国家観と戦争観」と題する記事を掲載した。写真は2013年、自民党の勝利を伝える中国紙。
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2014年7月29日、光明日報は「日本右翼勢力の国家観と戦争観」と題する記事を掲載した。以下はその概要。
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人々は過去の不幸な歴史を反省し、世界が平和的に反映することを期待しているが、日本はそうではないようだ。一方では過去の侵略の歴史に反省と謝罪を述べた“村山談話”を継承するとしながら、保守派の政治勢力は右翼の支持のもと村山談話を否定し、歴史を歪曲し、“大東亜聖戦”を美化しようとしている。
右翼文人、政治家、民族主義者が集まり、自民党の歴史検討委員会が中心となってまとめた書籍「大東亜戦争の総括」は日本社会に衝撃を与え、各界で物議を醸した。右翼勢力はこれを機に大東亜聖戦の合理性を吹聴し、被害国の抵抗を戦争の原因に仕立て、無条件降伏や極東国際軍事裁判(東京裁判)を全面的に否定した。
その後、この右翼歴史観が詰まった作品は日本の政界、特に保守政党内部に広まり、近代史を読み解き日本が進むべき規範的尺度として認知された。
周知の通り、今日の安倍政権もますます右傾化しているが、安倍首相の今日の慰安婦の存在を否定する姿勢、「侵略に定義はない」と声高に述べる姿、輝かしい日本の過去への憧れの根源は、「大東亜戦争の総括」に見ることができる。安倍首相は軍を強化し、平和憲法を修正し、歴史を改ざんするという政治ロジックにより、「強く美しい日本、優秀な大和民族、純粋な日本国民の血統」という安倍版ジャパニーズ・ドリームを構築しようとしている。
歴史は鏡である。真実を明らかにすることは急を要する政治的な課題だ。絶えず歴史的事実を歪曲し、善悪を転覆させようとする政治・外交手段を前にしたとき、歴史を守ることは平和を守ることにつながる。(翻訳・編集/北田)
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