丸見えのシャワー室に男女共用トイレ、世界から4万人超が集う韓国のボーイスカウト大会が「問題だらけ」

Record Korea    2023年8月5日(土) 8時0分

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3日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、セマングムで開催中の「世界スカウトジャンボリー」で猛暑により熱中症の症状を訴える隊員が続出する中、参加者の両親から不満の声が上がっている。資料写真。

2023年8月3日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、韓国南西部・全羅北道のセマングムで開催中のボーイスカウト・ガールスカウトの世界大会「世界スカウトジャンボリー」で猛暑により熱中症の症状を訴える隊員が続出する中、参加者の両親からは主催側の準備不足と進行監理ミスに対する不満の声が上がっている。

記事によると、2日に開幕式が行われた同大会には、1人当たり900ドル(約12万9000円)の参加費を支払った159カ国、4万3225人が参加している。

中学生の息子が参加中だという女性は3日、インタビューに対し、「昨夜遅い時間まで息子と通話したが、かなり疲弊していた」「体感温度は40度に達し、脱水症状で病院に行った子もいる」と話した。

また、「息子は暑さやまとわりつく蚊などの虫、イベントの内容について事前に情報共有がなかったこと、食料不足、トイレやシャワー室など問題だらけだと言っていた」とし、「最近の子がどれだけ大事に育てられているか分かっていないのか。いくらジャンボリー精神とはいえ、少なくとも衛生的で清潔な環境でキャンプをさせるべきではないか」「初日だけで400人以上の熱中症患者が発生するのは異常だ」「パレット4枚の上にテントを張っているが、ひどい湿気の中、硬いパレットの上で子どもたちが寝られるはずがない」と怒りをあらわにした。

さらに、「シャワー室は布でできていて、横から丸見え。トイレも男女共用で、夜には電気もつかなかった上、清掃もされず汚いそうだ」と指摘。その上で「事故が起きてから問題を分析するのではなく、事前に対策してほしい」と訴えたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「世界中から子どもを集めて国の恥をさらす人たち。大会が終わったら調査し、厳しく罰するべきだ」「必死にお金を貯めて来た家族もいるだろうに。これは本当に恥ずかしいことだよ」「17年に開催が決まってから今まで何をしていたの?」「なぜそんな場所に大会を誘致したのか」「高額な参加費はどこに使った?水も足りず、支給されたのはうちわ1つだってさ」「子どもたちをすぐに体育館などの室内に移動させるべき」など批判の声が続出している。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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