韓国人300万人超が上半期に訪日、韓国を訪れた日本人は3分の1以下の86万人

Record Korea    2023年8月5日(土) 17時0分

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最近の円安と関係改善などで今年上半期に日本へ旅行に行った韓国人観光客が300万人を超える一方、韓国を訪問した日本人は3分の1以下の86万人だった。写真は韓国・金浦空港。

最近の円安と関係改善などで今年上半期に日本へ旅行に行った韓国人観光客が300万人を超える一方、韓国を訪問した日本人は3分の1以下の86万人だったことが分かった、と韓国紙が報じた。日本は東京以外の地域の観光地も外国人の人気を集めている点も要因として挙げられた。

中央日報が紹介した韓国観光公社と日本観光庁のデータによると、今年上半期に日本を訪れた韓国人は312万9000人で、韓国を訪れた日本人(86万2000人)の約3.6倍だった。

訪日韓国人は新型コロナ禍前の2019年上半期(386万3000人)に比べると81.0%まで回復した状態だ。一方、訪韓日本人は19年上半期(165万4000人)に比べて52.1%にとどまっている。

訪日外国人客のうち、韓国人は全体の29.2%を占めて1位。訪韓外国人客のうち日本人も1位だが、割合は19.5%と低かった。

今年上半期に日本を訪れた外国人は1071万2000人で、韓国を訪れた外国人(443万1000人)の約2.4倍だった。韓国人だけが日本を多く訪れるのではなく、他の外国人も韓国より日本を多く訪れている。

上半期に日本を訪れた台湾人は177万1000人で、韓国を訪れた台湾人(40万2000人)の約4.4倍。香港人も訪日客が91万人で訪韓客(16万9000人)の約5.4倍で、米国人の場合も訪日客が97万2000人で訪韓客(51万4000人)の約1.9倍だった。

ウォン円相場が昨年1~3月期には100円=1000ウォンを超えたが、最近は910ウォンを少し上回る水準で、7月初めには100円=900ウォンを割り込んだ。日本はインフレで悩まされていた他の国々とは異なり、数年間物価も停滞。韓国人客を引き付けている。

韓国をはじめとする外国人観光客が日本を多く訪れるのには、過去最大の円安とともに地域ごとに有名観光地がつくられていることが要因とされる。

日本は東京のほかにも大阪、京都、福岡、札幌、沖縄など有名観光地が均等に分布している点が強みとなっている。韓国を訪れる外国人観光客の大半はソウルを訪れ、釜山(プサン)や済州(チェジュ)などを訪れるケースが一部あるだけだ。

このため、韓国がインバウンド(国内流入観光)観光客をさらに誘致するためには、地域の観光競争力を提供しなければならないという意見が少なくない。

ある旅行業界関係者は「日本に行ってみると、地方の空港インフラ施設が非常によく整っている」として、「地域観光が韓国よりは楽で、さらに訪れるようになる面がある」と話した。他の旅行業界関係者も「地域の差別化したコンテンツの開発を講じる必要がある」と述べ、「韓国内ではある地域で『つり橋』に人気があるとすれば至る所がコピーするのが現実」と指摘した。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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