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韓国都心で起きた通り魔事件、2人の未成年の勇気ある行動に韓国ネット称賛「立派な大人に」

Record Korea    2023年8月6日(日) 11時0分

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4日、韓国メディア・アジア経済は3日午後に発生した通り魔事件と関連し、「無差別襲撃のさなかにも2人の10代の義人が被害者を助けた」と伝えた。資料写真。

京畿(キョンギ)道城南市盆唐(ブンダン)区の書峴(ソヒョン)駅近くで3日午後に発生した通り魔事件と関連し、4日、韓国メディア・アジア経済は「無差別襲撃のさなかにも2人の10代の義人が被害者を助けた」と伝えた。

記事によると、ユン・ドイルさん(18)とウム・ジュンさん(19)は3日午後6時ごろ、書峴駅近くを通りかかり事件を目撃した。ユンさんによると「たくさんの人が走っていて、制服姿の従業員も逃げていた」という状況だった。けんかでもあったのか、止めなければと思って移動すると、血を流して倒れている若い男女を発見したという。けが人を助けなければと思い女性を止血したが、白いズボンは血で染まり、体がとても冷たかったという。男性は自分で止血できる状態だった。「救急隊員の到着までにできたことは止血だけ」「最初は周辺に被害者以外、誰もおらず、止血を試みても血が止まらなくて怖かった」と振り返った。

その間、ウムさんは犯人が現場に戻ってこないか周辺の様子をうかがっていたという。犯人の男は凶器を手に2階から1階へと移動し、警察が後を追っている状況だった。2人は被害女性の携帯電話に母親からかかってくると、代わりに応答し状況を説明するなどもしたという。現場に到着した救急隊員に「もう手を離しても大丈夫」と告げられるまで1時間近く、2人は現場にとどまっていた。ユンさんは「血を流して倒れていたので、助けなければとしか考えられなかった。どうか無事でいてほしい」と話している。

事件が起きた3日午後6時ごろ、書峴駅AKプラザ前で2001年生まれの配達業の男が運転する車が歩道に突っ込み、5人が負傷した。男は百貨店内に移動して刃物を振り回し、9人が負傷した。殺人未遂容疑で緊急逮捕された男は「仏像が集団で自分を殺そうとしたので犯行に至った」などと話しているという。麻薬などの簡易検査は陰性だった。警察が4日に明らかにしたところによると、男は統合失調症などの診断を受けており、被害妄想など精神疾患による犯行とみられている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「彼らも怖かっただろうに、すばらしい。この国を守れる立派な大人になってほしい」「自分も被害に遭うかもしれないという恐怖のなかで、すごいことをしたね」「見ず知らずの人をこんなふうに助けるなんて、簡単にできることではない。まだまだ世の中捨てたもんじゃないと思わせてくれた」「こんないい子を育てた親御さんはどんな人だろう」「この年齢でこんなマインドを持てるなんて、すごいことだ。親御さんは立派な息子を育てたね」など、2人への称賛の言葉が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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