中国地震台網によると、山東省徳州市平原県で6日午前2時33分、マグニチュード（M）5.5の地震が発生しました。震源の深さは10キロで、多くの場所で強い揺れを感じたとのことです。震源は北緯37.16度、東経116.34度の場所で、平原県中心部から8キロ、済南市から82キロでした。震源地近くでは午前7時までに家屋126棟が倒壊して21人が負傷しました。現在のところ被災地の水道や電力、通信などのインフラは正常ですが、その他の状況は調査中です。　

中国地震台網によると、今回の地震の震源の周辺200キロの地域では、過去5年間にマグニチュード3以上の地震が8回発生していますが、今回の地震が規模最大でした。山東省地震救援指揮部は地震発生を受け午前3時40分に救援活動のための3級緊急対応を開始し、山東省応急庁や山東省地震局の指導チームを現地に派遣しました。山東省の地震災害救援隊、医療救援隊などはすでに集結して待機し、現地の軍駐屯部隊と武装警察隊、消防救援隊は協力して救援活動を行っています。

鉄道部門は地震発生を受けて、関連する列車を停車させて線路設備の検査を行いました。点検修理は完了しましたが、北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道では、山東省と北京市の間の各区間で速度制限をして、徐々に通常運転に戻す措置を採用したとのことです。（提供/CRI）